世界には、それぞれの民族、歴史、文化、伝統などが一体となって生まれ、育まれた酒類が存在しています。
多種多様な酒に秘められた物語に、思いを馳せながら、今日も人は酒を嗜む。
ワイン好きの間では、ワインと日本の抹茶には共通点が多いという。
どちらも農業生産品であり、収穫年度によって味は大きく異なる。原材料の出来が、味や品質に直接的に影響してしまう。
ワインも抹茶も、飲む温度や一緒に食べる料理、一緒に飲む人によっても味わいは変わる。以前飲んで美味しかったものが、日が違えばまた、同じように美味しいとは限らない。
これこそ「一期一会」の味わいだと言えます。
ショップオーナー/兵庫県 T.Aさん(女性)
繊細な香りと心地よく続く余韻が重要となるワイン。
特に余韻という意味は、ワインを飲み下した後、その香りや味わいが口の中にどのくらい長く残っているか、その長さのことをいうんですよと、T.Aさん。
ただし、それは苦味や酸味など味のことではなく、「感動の長さ」だという。
余韻が長く残るほど、上質の高級ワインなのだそうです。
料理との組み合わて飲む場合は、あまり気にしなくてもいいそうですが、ワインのみをじっくりと味わう時は、誰しもできるだけ長く「感動に浸りたい」もの。
忙しい仕事から解き放たれた時、T.Aさんは、その至福のひと時を何よりも大切にしているのだといいます。
- 抹茶に出会ったのは、必要に迫られて・・・
T.Aさんは以前、神社の巫女さんをしているときに、茶道を習得することは必須条件として求められ表千家で習われたそうです。
今では、一息つきたいときや、気分に余裕がほしいときに飲まれているということで、実はワインとたいへん似ている部分があるといいます。
それは、抹茶の種類によって、香りや味が違うこと。
さらに、飲んだ後のあと口(余韻)に浸れること、なんだそうです。
抹茶にも「感動の長さ」を味わう魅力があるという言葉を聞き、嬉しく思いました。
室町時代にワインのテイスティングのような『闘茶(とうちゃ)』という茶会が盛んに開かれています。
闘茶とは、お茶を飲んでその産地を当てる遊び。
5種類の茶葉に「花・鳥・風・月・客」の名前が割り当てられ、参加者は最初にこの5種類の茶葉をよく観察して茶葉の色・形状と香りなどから、
どういう味わいのお茶になるのかを推測します。
その後一種類ずつお茶が出され、それを味わいながら、それが花鳥風月客のどの茶葉のお茶なのかを判断します。







